子どもの教育方針は決まっていますか?
子どもを育てる時に大切にしてることは何ですか?
ママ友・職場の人などに聞いてみました。
「それはね」とスラスラと出てくる人は少なかったです。
でも、すごく関心は高いようで、一生懸命に言葉にしてくれました。
- 人にありがとう。ごめんと言える
- 自分の考えを持って、何かあった時にのりこえられること
- 勉強をつめこみすぎないこと
- 仕事を責任持ってできること
社会的なこととか、勉強のこと、人間力みたいなものまで。
どれも自分の人生をふりかえり、教えてあげたいことですね。
気持ちのこもった、すごく大切な言葉たち。
- 子どもに
- パートナーに
- 周囲の人に
- お受験、入学時に
伝えられていますか?
この記事では、
教育方針について考えて、方針を立てる目安をみていきます。
子どもの教育方針は、子育て・教育のみちしるべ
子育て・教育で何を大切にするか。
子供にどうなって欲しいでしょう?
いざ話しだすと、次から次に子どもに伝えたいことがあるんだと思います。
ひと言教育といっても、沢山道があります。
さらに子育ての場は家庭だけじゃない。
託児所、保育所、親族、友達、近所の人、PTA、地域の人、習い事etc..
さまざまな人と関わって、協力しあって育っていきます。
なかには教育方針を真似したい人、
ちょっと距離とりたい人。
凄くステキだけどウチにはとても無理だし、
消耗してしまうという教育方針の方もいます。
そんなこんなの迷いで、
せっかく子どもを見てくれている人たちとギクシャクしたくないですよね。
そんな時
ブレブレにならないように地図になる
教育方針があると、なかなかよいです。
《子供の教育方針をつくるメリット》
- 子育て・教育で迷った時に判断基準になる
- まわりの人と「違ってもいいや」と良い距離感が持てる
- 共通の考えで関わる人達とつよく協力できる
教育方針は、子育て・教育のみちしるべになります。
この機会に、教育方針について考えてみませんか?
世の悩める親の皆様、応援していまっす!
アシスタントのカメ吉(優しいクサガメですww)
子どもの教育方針を決める3つの柱
いざ、教育方針を考えようと思っても
子どもに教えたいことなんて、挨拶とか、勉強とか、友達との関係とか、、
本当に次から次へとわいてでます。
いちいち方針なんて立ててられません
ですよね。
そこで、だいたいどういうことを基準に考えればいいのか大まかな柱をまとめます。
ちょっとややこしい引用が少し続くのですが、ふーんと思ってスルーしても大丈夫です。
「教育方針の柱をまとめると」までスクロールしても内容は大丈夫です
では教育方針の柱を探っていきます。
そもそも教育ってどういう意味でしょう?
教育とは、by ネットの辞書
ある人間を望ましい状態にさせるために、心と体の両面に意図的に働きかけることである。教育を受ける人の知識を増やしたり、技能を身に着けさせたり、人間性を養ったりしつつ、その人が持つ能力を引き出そうとすること。人を社会に受け入れられる一員として育てること
意味が広いですね。キーワードとして
- 心と体の両面に働きかけること
- 知識を増やし、技能を身に着ける
- 人間性を養う
- 社会性
があるようです。
教育とは、by 文部科学省では
第1条(教育の目的) 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
む、難しい・・・
なんとか、1つ1つのキーワードを抜き出してかみ砕き、個人的に解釈してみます。
- 目指すのは、人格の完成
- 社会の形成者として、真理と正義を愛し⇒社会性と道徳・倫理感
- 個人の価値をたつとび⇒個人の尊重?
- 勤労と責任を重んじ
- 自主的精神に充ちた心身ともに健康⇒健康な心身。そして自主的
ネット辞書と文部科学省、ママ友の意見。
それぞれで使ってる言葉の違いはあるのですが、大きな意味合いで共通してる言葉があるようです。
まとめると、、
教育方針の柱をまとめると
まとめると、大まかには3つの柱だと言えます。
今回シンプルに考えるため3つにまとめましたが、別の方針をたててもらっても大丈夫です☆
教育方針とは、教育の目的である
- 人間性(人格)
- 健康な心身
- 社会性
これらが良い感じに身につくように、教えたり伝える方針のこと。
この記事では口コミ、ネット辞書、小学校学習指導要領(平成 29 年告示)から意味を分類して上のように定義します。
ちなみに小学校学習指導要領(平成 29 年告示)では、家庭教育では以下のことをやってね。と書かれています。
生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに,自立心を育成し,心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする
家庭教育では、ここのところがポイントです。
習慣を身に付けさせる
自立心や心身の成長を育てる
これも育てていく段階で、
看護師さん、保健師さん、保育園、幼稚園・小中高学校の先生方々に教えてもらえたり相談できます。
それに障害や発達のしにくさを抱えていても大丈夫です。
あくまで今の状態から進んでいく時に「どんな方向を見るか」ですから。
だから、
教育方針はあくまでザックリで大丈夫です。
参考にどんな「人間性」「健康な心身」「社会性」を目指せばいいのか3つの柱の内容をご紹介します。
子どもの教育方針を決めてみましょう
小学校学習指導要領(平成 29 年告示)をもとに、教育方針を考えていきます。
人間性
人間性なんていうとちょっと構えてしまいそうです。
さきほど参考にした小学校学習指導要領(平成 29 年告示)では、こんなことが書いてました。
「豊かな情操」「道徳心」「幅広い知識•教養」「個人の価値を尊重」です。
例えば、
- 生命や自然を大切にして、環境を守ろうとできる子
- 正義と責任を持てる子
- 自分も他の人も尊敬して愛することができる子
- 創造性がある子
- 伝統と文化を大切に国、郷土を愛することができる子
- 国際社会の平和と発展を願う子
自分や人を愛して、周りを取り巻く生き物や自然を大切に守ってくれたら嬉しいです。
やって良いことと悪いことをわかってもらいたいし。
色々な道がありますね。
皆さまのお子様にはどんな人間になってほしいか
グッとくる言葉を選んでみて下さい。
もちろん、もっと別の方針でも大丈夫ですよ☆
ウチは、自分を信じ愛することができる子。まずこれで
健康な心身
これも大きなテーマですね。これだけでいくつもの記事にできそうですが、
やはり学習指導要領をもとにしてみます。
- 生活のために必要な習慣を身に付けさせる
- 自主的精神
- 自律の精神
- 心身の調和のとれた発達
家庭で求められる教育は
「生活のために必要な習慣を身に付けさせる」ですので、
健康の基本である
早寝・早起きと食事、お風呂
の生活習慣をつけさせてあげることが、
ベースになるかなと思っています。
その上で、書いてある「自律」や「自主的」「心身の調和」が整えられますね。
アスリートを目指す家庭ではもっと発展した目標がいるかもしれません。
ウチは心身の健康を自己管理できる子を目指します。
これがまたなかなか難しいです。
社会性
さすが3つの柱。こちらも大事なテーマです
学習指導要領ではこんなキーワードがありました。
- 職業
- 生活の関連
- 勤労を重んずる態度
- 主体的に社会の形成に参画
▼ そこから
▼
▼
という人になってくれたら素晴らしいですね。
皆様はどこを目指していかれますか?
やっぱり⑷の社会貢献できるまでの社会的な成長でしょうか?
ウチは、臨機応変に対応できるタフさを目指します。
おまけ。生まれもった気質
その子が生まれながらにもつ
気質というものがあると思います。
どことなく赤ちゃんの時からある印象です。
- 優しい印象
- 根気づよい
- 活発
それから家庭で影響を受け、
友人や学校などで習慣的性格ができて、
社会で必要な役割的性格ができていきます。
最初からある、その子の強みを大切にしてほしいなと思います。
ウチは愛嬌(あいきょう)があることです
まとめ
これまで、
① 教育方針についてメリット
- 子育て・教育で迷った時に判断基準になる
- まわりの人と「違ってもいいや」と良い距離感が持てる
- 共通の考えで関わる人達とつよく協力できる
② 教育方針の意味から、「人間性」「健康な心身」「社会性」に分けて、それぞれみました。
- 人間性では「豊かな情操」「道徳心」「幅広い知識•教養」「個人の価値を尊重」のキーワードを核に、具体的に自分の言葉でなって欲しい人間像をえらび
- 健康な心身では、基本は早寝・早起きと食事、お風呂の生活習慣づけをおススメしました
- 社会性では段階をご紹介し、どこをめざしますか?と問いかけました
3つの柱と、おまけの気質の4つもあって、
ちょっと迷走しそうですけど、
言葉はシンプルで大丈夫です。
我が家では、
〝自分を信じ愛して、
心身の健康を自己管理できること。
臨機応変に対応できるタフさを身に着け、
もとからある愛嬌をのびのびと発揮できること〟
を目標にしていますが、
もっとザックリと言ってしまうと
ポジティブに自分の人生を楽しんでくれたらいい
と思っております。
子どもの教育方針を決めてから、どうするか?
目標である教育方針(ゴール)が決まれば、
お受験などの面接では実際に家でどんな風に関わっているかを伝える必要がありますね。
教育方針が親にも子にも根付いていれば、自然とそういう生活をしていくと思います。
何か家族のイベントがあるたびに、決めた教育方針について具体的にどう接していくかパートナーと話し合うのが良いですね。
例えば我が家でしたら、
例)心身の健康を自分で言葉にして会話するようにしています。
「今日はなんだかしんどいけど寝不足だからかな。」など
例)愛嬌には、ゲラゲラと笑っています。
本当にささいなことですが、
いつも方針が心の中にあってそこから態度に現れます。
子どもにも伝えて(貼りだして)あるので、
なんとなく わかってくれているのではないかと思います。
最後に
こんな切り口もあるんだなぁと思いながらも
教育方針は「元気で強い子」と短くても、3つも4つも項目がなくても
自分に、伝えたい人に、
意味が伝われば充分です。
親と子どものなかで一緒に同じ方向をめざせると良いですね。
楽しい子育てを応援しています。
See you!